「虎の威を借る狐」とは、
- 自分自身には力がないが、他の強いものの力を利用して威張る様子
を意味する日本のことわざです。
この記事では、「虎の威を借る狐」の意味、対義語、類義語、使用した例文、英語表現まで詳しく深掘りして紹介します。
この記事で分かること
- 『虎の威を借る狐』の意味、対義語・類義語・例文・英語表現をまとめてご紹介します。
目次
「虎の威を借る狐」ってどういう意味?
「虎の威を借る狐」とは、本来の力や権力がない者が、他人の権威や力を利用して他者を威圧することを意味します。
このことわざは、見かけに騙されないようにとの警告も含んでいます。
「虎の威を借る狐」の反対の意味をもつ言葉は?
- 自立 – 他人の助けや影響を借りずに自分自身の力だけで行動すること。
- 自力更生 – 他人の助けを借りずに、自分の力だけで困難を乗り越えること。
- 自主独立 – 他人の支配や影響から独立して自分で決断し行動すること。
- 独力 – 他人の力を借りずに自分だけの力で何かを成し遂げること。
- 誠実 – 人を欺くことなく正直に行動すること。
- 信頼性 – 他人が依存や信頼を置ける堅実な性格や行動。
- 公正 – 偏りや私利私欲に動かされず、公平な態度を保つこと。
- 正直 – うそやごまかしをしないで真実を語る性質。
- 自尊 – 他人の影響に流されず、自己の価値を大切にすること。
- 自分の足で立つ – 他人に依存せず、自分自身の力で生きていくこと。
「虎の威を借る狐」と似た意味をもつ言葉は?
- 背中で語る – 他人の背後に隠れて物事を行うこと。
- 影響力の借用 – 他人の影響力や名声を利用すること。
- 権威にすがる – 自分にはない権威に依存して行動すること。
- 名ばかりの指導者 – 実際には力がないが、形だけの地位を利用する人。
- 二枚舌 – 表向きとは異なる本音を隠して他人を利用する行為。
- 威を借る – 他人の威光を利用して自分を強く見せること。
- 偽装権威 – 実際の能力や資格はないが、権威を装って人を欺くこと。
- 影で操る – 表に出ずに他人を操ること。
- 威風を吹かす – 実際の能力以上に威勢よく振る舞うこと。
- 権力の傘 – 強い者の保護を受けて行動すること。
「虎の威を借る狐」を使った例文は?
- 彼は上司の名前を出すことで、いつも虎の威を借る狐のように部下を怒鳴っていた。
- そのコンサルタントは実際には経験が浅いが、有名企業出身という肩書を虎の威を借る狐として使っている。
- 社内で彼は常に上司の意見を引用しては、自分の意見が正しいかのように振る舞っているが、まさに虎の威を借る狐だ。
- 新しい部長は前任者の方針をそのまま引き継ぎ、自らの決断が少ない虎の威を借る狐のようだ。
- 彼女はチームリーダーの権威を借りて、自分のアイデアを通そうとしたが、それは典型的な虎の威を借る狐の行動だった。
「虎の威を借る狐」を意味する英語は?
- Basking in reflected glory – 他人の栄光を利用して自分も良く見せること。
- Riding on coattails – 他人の成功に便乗すること。
- A paper tiger – 見かけ上は強いが、実際は力がないこと。
- Under the wing of – 強い人物や組織の保護下にあること。
- A figurehead – 実権がないが、名目上の地位にある人。
最後に
この記事では、『虎の威を借る狐』の意味、対義語・類義語・例文・英語表現をまとめてご紹介しました。
「虎の威を借る狐」は、他者の力や名声を借りて自分を大きく見せる行動を批判的に描くことわざです。
この表現を理解することは、社会や職場での人間関係を見極める上で非常に有用です。実力と見かけの威力を見分け、本当の能力を評価する目を養うことが大切です。
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