「二階から目薬」とは、
- 物事が思うようにいかず、もどかしいこと。また、回りくどくて効果が得られないことのたとえ。
を意味する日本のことわざです。
この表現は、二階にいる人が一階にいる人の目に目薬を差そうとしても、距離がありすぎてうまくいかない状況を表しています。
この記事では、「二階から目薬」の意味、対義語、類義語、使用した例文、英語表現まで詳しく深掘りして紹介します。
この記事で分かること
- 『二階から目薬』の意味、対義語・類義語・例文・英語表現をまとめてご紹介します。
目次
「二階から目薬」ってどういう意味?
「二階から目薬」とは、回りくどくて効果が薄いことや、もどかしい状況を指す言葉です。
例えば、問題解決に遠回しな方法を用いて期待した効果が得られない場合や、努力が結果に結びつかない様子を表します。
「二階から目薬」の反対の意味をもつ言葉は?
- 的を射る – 核心を突いた解決法をとること。
- 直球勝負 – 回りくどい方法を使わず直接取り組むこと。
- 効果覿面 – すぐに効果が現れること。
- 一発必中 – 一度で目的を達成すること。
- 迅速果断 – 速やかに決断して行動すること。
- 直言 – 遠回しではなく率直に話すこと。
- 効率的 – 無駄がなく効果的な方法をとること。
- 明快 – 分かりやすく簡潔であること。
- 即効性 – すぐに結果が現れること。
- 本質をつく – 問題の核心に迫ること。
「二階から目薬」と似た意味をもつ言葉は?
- 隔靴掻痒 – 靴を履いたまま足を掻こうとしてかゆみが取れない様子。
- 焼け石に水 – 努力がほとんど効果を発揮しないこと。
- もどかしい – 思うようにいかず、いらだたしいこと。
- 手間がかかる – 必要以上に時間や労力がかかること。
- 徒労 – 努力が無駄に終わること。
- 効率が悪い – 労力に対して結果が伴わないこと。
- 無駄骨 – 労力が全く報われないこと。
- 空回り – 努力が無駄に終わる様子。
- 非効率 – 効果が少なく無駄が多いこと。
- 遠回り – 本来の目的に辿り着くまでに無駄が多いこと。
「二階から目薬」を使った例文は?
- その解決策では時間がかかりすぎて、「二階から目薬」だ。
- 回りくどい説明で相手が理解しにくいのは、「二階から目薬」のようだ。
- 彼の遠回しなアプローチは、まさに「二階から目薬」と言える。
- 効率の悪い手段で問題に取り組むのは「二階から目薬」だ。
- この方法では効果が薄く、「二階から目薬」と言わざるを得ない。
「二階から目薬」を意味する英語は?
- Like watering a plant with a teaspoon – 小さな効果しか得られない行為。
- Like trying to hit a target blindfolded – 目隠しをして目標を狙うような不確実な行為。
- Like sending a message in a bottle – 無駄で結果が期待できない行動。
- A futile effort – 無駄な努力。
- As useful as a chocolate teapot – 役に立たない方法や行為。
最後に
この記事では、『二階から目薬』の意味、対義語・類義語・例文・英語表現をまとめてご紹介しました。
「二階から目薬」は、回りくどく効果が薄い状況や手段を象徴することわざです。
この言葉を通じて、問題解決において効率や効果を考える重要性を学びましょう。
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