「五十歩百歩」とは、
- わずかな差しかないこと、または本質的に大差がないこと
を意味する日本のことわざです。
この表現は、二つの事柄や状況が、見かけ上違っているように見えても、実際にはほとんど同じであることを強調します。
この記事では、「五十歩百歩」の意味、対義語、類義語、使用した例文、英語表現まで詳しく深掘りして紹介します。
この記事で分かること
- 『五十歩百歩』の意味、対義語・類義語・例文・英語表現をまとめてご紹介します。
目次
「五十歩百歩」ってどういう意味?
「五十歩百歩」とは、一見すると違いがあるように見えても、実際には大差がないことを指します。
例えば、戦場から五十歩逃げた兵士と百歩逃げた兵士が、自分の方が優れていると主張しても、どちらも逃げたという点では同じである、という例えが由来です。
「五十歩百歩」の反対の意味をもつ言葉は?
- 大差 – 大きな違いがあること。
- 天地の差 – 二つのものが全く異なること。
- 雲泥の差 – 非常に大きな違いがあること。
- 決定的 – 結果や差が明らかであること。
- 顕著 – 特徴や違いがはっきりとしていること。
- 格段の違い – 明らかなレベル差があること。
- 異次元 – 完全に異なる次元に属すること。
- 別次元 – 全く異なるレベルや種類であること。
- 非同質 – 質が異なること。
- 正反対 – 全く逆の性質や意味を持つこと。
「五十歩百歩」と似た意味をもつ言葉は?
- 似たり寄ったり – ほとんど同じであること。
- 横並び – 差がなく同等であること。
- どっちもどっち – 両者が本質的に変わらないこと。
- 同類 – 似ている種類や性質を持つこと。
- 同質 – 質が同じであること。
- 大同小異 – 大きな部分は同じで、細かい違いだけがあること。
- 誤差の範囲 – わずかな違いで、本質的には同じこと。
- ほぼ同じ – 概ね一致していること。
- 変わらない – 違いがないこと。
- 一緒 – 全く同じであること。
「五十歩百歩」を使った例文は?
- どちらの案もメリットは似たり寄ったりで、「五十歩百歩」だ。
- 二人とも遅刻したのだから、「五十歩百歩」ではないか。
- このスマホとあのスマホは機能がほぼ同じで、「五十歩百歩」だ。
- どっちのレストランも混んでいて、待ち時間は「五十歩百歩」だろう。
- どのプランも価格に大差がないので、「五十歩百歩」だと言える。
「五十歩百歩」を意味する英語は?
- Six of one, half a dozen of the other – どちらも同じ。
- Much of a muchness – 大差がない。
- Not much to choose between – 大きな違いがない。
- Same difference – 結局同じ。
- Tweedledum and Tweedledee – 見かけは異なっていても本質は同じ。
最後に
この記事では、『五十歩百歩』の意味、対義語・類義語・例文・英語表現をまとめてご紹介しました。
「五十歩百歩」は、違いがあるように見えても本質的には同じであることを示すことわざです。
この言葉を通じて、比較を行う際に物事の本質を見る重要性を考え直してみましょう。
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