「一事が万事」は、
- 小さな一つの行動や出来事から、全体像や物事の全体的な性質を推測することができる
という意味です。
このことわざは、世界中の多くの国々で、それぞれ独自の言葉で表現されています。
この記事では、世界各国の「一事が万事」に相当する意味の言葉が、各国でどのように表現されているのかを紹介します。
- 世界の『一事が万事』を一挙紹介します
世界各国の「一事が万事」
日本語:一事が万事
一事が万事(イチジガバンジ)とは、小さな一つの行動や出来事から、その人の全体像や物事の全体的な性質を推測することができるという意味です。
中国語:一叶知秋
一叶知秋(イーヨエチウ)は「一枚の葉で秋を知る」という意味で、小さな兆候から大きな傾向を読み取ることができるという中国の表現です。
韓国語:일면지심
일면지심(イルミョンジシム)は「一面知心」と直訳され、一度の会話や出来事からその人の性格や本質を知ることができるという韓国のことわざです。
英語:A stitch in time saves nine
A stitch in time saves nine(アスティッチインタイムセーブズナイン)は、直訳すると「時には一針が九針を省く」となり、小さな行動が後の大きな労力を省くことを示しています。同様の意味で用いられることがあります。
フランス語:Petit à petit, l’oiseau fait son nid
Petit à petit, l’oiseau fait son nid(プティアプティロワゾーフェソンニ)は、「少しずつ、鳥は巣を作る」という意味で、小さなことから大きな結果が生まれるというフランスのことわざです。
ドイツ語:Kleinvieh macht auch Mist
Kleinvieh macht auch Mist(クラインフィーマハトアウホミスト)は、「小さな家畜も糞をする」と直訳され、小さなことでも積み重なれば大きな意味を持つというドイツの表現です。
スペイン語:De tal palo, tal astilla
De tal palo, tal astilla(デタルパロタラスティーリャ)は、「その棒からそのような切れ端が」という意味で、物事の一部から全体の性質を推測するスペインのことわざです。
スワヒリ語:Haba na haba hujaza kibaba(ハバナハバフジャザキババ)
「少しずつで容器がいっぱいになる」という意味で、小さなことが積み重なって大きな結果につながることを示すスワヒリ語の表現です。
アフリカーンス語:Alle beetjes help
Alle beetjes help(アレベイティエスヘルプ)は、「全ての小さなものが助けになる」という意味で、小さなことが全体に影響を及ぼすというアフリカーンス語のことわざです。
アラビア語:من شبهة أدركت الحقيقة
من شبهة أدركت الحقيقة(ミンシャバハアドラカットアルハキーカ)は、「類似から真実が得られる」と直訳され、一部から全体を理解することができるというアラビア語の表現です。
ヘブライ語:מקצת ראיתי, הרבה למדתי
מקצת ראיתי, הרבה למדתי(メカツェトライティ、ハルベラマドティ)は、「少しを見て、多くを学んだ」という意味で、少量の情報から広範囲にわたる知識を得ることができるというヘブライ語のことわざです。
ポルトガル語:Pelo buraco da agulha se vê o céu
Pelo buraco da agulha se vê o céu(ペロブラコダアグーリャセヴェオセウ)は、「針の穴から天を見る」という意味で、小さな部分から大きな全体を理解することができるというポルトガル語の表現です。
最後に
この記事では、世界の『一事が万事』を紹介しました。
このことわざは、小さな出来事や行動が、その人の性質や物事の全体像を示すことができるという教訓を私たちに伝えています。
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