「船頭多くして船山に登る」とは、
- 多くの人が意見を出し合うと、結局は物事がうまく進まないことを表すことわざ
を意味する日本の表現です。
この表現は、指導者や責任者が多くなることで、かえって意思決定が難しくなり、効率が悪くなる状況を示唆しています。
この記事では、「船頭多くして船山に登る」の意味、対義語、類義語、使用した例文、英語表現まで詳しく深掘りして紹介します。
この記事で分かること
- 『船頭多くして船山に登る』の意味、対義語・類義語・例文・英語表現をまとめてご紹介します。
目次
「船頭多くして船山に登る」ってどういう意味?
「船頭多くして船山に登る」とは、多くの人が指導的な立場に立つと、物事が混乱し、目的を達成できなくなることを意味します。
例えば、プロジェクトチームにおいて、意見が多すぎて決定に至らない状況で使われます。
「船頭多くして船山に登る」の反対の意味をもつ言葉は?
- 一貫した指導 – 明確なリーダーシップのもとで物事が進むこと。
- 統一された意見 – 全員が同じ方向を向いている状態。
- 明確な指導者 – 一人のリーダーが全体を指導すること。
- 効果的な協力 – 各自が役割を果たし、調和すること。
- スムーズな進行 – 混乱なく物事が進むこと。
「船頭多くして船山に登る」と似た意味をもつ言葉は?
- 多勢に無勢 – 多くの意見があっても、統一感がない状態。
- 意見が食い違う – 各自の意見が異なり、まとまらないこと。
- 指導が分散する – 責任者が多くなり、混乱すること。
- 合意形成が難しい – 意見がまとまらず、決定できないこと。
- リーダーシップの欠如 – 明確な指導者がいない状態。
「船頭多くして船山に登る」を使った例文は?
- チーム内で意見が多すぎて、結局「船頭多くして船山に登る」状態になってしまった。
- プロジェクトの進行が遅れているのは、「船頭多くして船山に登る」からだと感じる。
- 皆が自由に意見を言うことは良いが、あまりにも多いと「船頭多くして船山に登る」ことになる。
- 議論が続くばかりで、決定ができないのは「船頭多くして船山に登る」からだ。
- リーダーが不在だと、どうしても「船頭多くして船山に登る」ことが多くなる。
「船頭多くして船山に登る」を意味する英語は?
- Too many cooks spoil the broth – 多くの人が関与すると、結果が悪くなる。
- Many hands make light work – 多くの手が必要だが、意見が多すぎると混乱する。
- Too many chiefs and not enough Indians – 指導者が多く、実行者が少ない状態。
- When everyone is responsible, no one is responsible – 誰もが責任を持つと、結局誰も責任を持たなくなること。
- Herding cats – 意見がまとまらず、指導が難しいこと。
最後に
この記事では、『船頭多くして船山に登る』の意味、対義語・類義語・例文・英語表現をまとめてご紹介しました。
「船頭多くして船山に登る」は、多くの意見があってもまとまらず、物事がうまく進まないことを教えてくれる言葉です。
この教訓を参考に、指導や意見の集約が大切な場面で、効果的なコミュニケーションを心掛けてみましょう。
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